政治機能の分類
WilliamC.Mitchellは、TheAmericanPolity(NewYork;TheFreePress、1962)で、D.Eastonの基本図式の精緻化に努め、政治システムの必要機能を明確にしています。
ここでは、W.Mitchellのあげている政治システムの4機能を簡単に説明し、D.Eastonとの対比に及びたいと思います。.
(1)システムの目標の権威的明確化
SystemGoals目標のタイプとその数双方に注目する必要があります。
システムの集合的目標はシステムのメンバーである個人や集団、および全体としての社会によって追求される訳ですが、システムの目標はシステムないしは全社会の名において個人や集団によって決定されます。
例えば、自衛強化、社会福祉政策の断行、経済保護政策、資源の有効処理、教育の充実、消費者・
労働者の保護、経営者利益の擁護などがそれぞれのシステムの目標として採択されたり、排除されたりしています。
ここで銘記しておかねばならないことは、すべての政治システムに適用可能な一般的目標のリストとか包括的なリストなど存在しないということです。
社会から表出されたさまざまな要求から何らかの優先順位に従って目標を選択する権威的手段は、すべての政治システムに備わっています。
また、政治システムにとって目標設定は不可欠の機能であると言えます。