ボランタリズムの発生
例えば日赤奉仕団、YWCA、BBS、日本青年奉仕協会、カリタスの家、富士福祉事業団など・・・
比較的に規模が大きく活動実績を積み重ねてきた民間ボランティア団体や、労働組合・青年会議所・青年団、ライオンズ・クラブなど本来の組織目的のほかにボランティア活動を付加して実践している諸団体は、任意加入の自立した自発的結社(アソシェーション)です。
活動資源に応じて所在地から遠く離れた施設や対象者の要望に応えてボランティアを派遣することはむしろ普通です。
活動の場を日本にかぎる必要もないのです。
こうした民間団体での活動の主力が、しばしば比較的に多くの自由時間をもち、地域社会からの離脱を志向する青年・学生であることは理解しやすいのです。
これに対して、一応子育てが終り家計と生活時間に余裕のある家庭の主婦や定年退職して健康で余生を送っているお年寄りは、一方でいわゆる「全日制住民」であるがゆえに地域活動と出合います。
それに参加する機会が多く、他方で日常生活上の必要ないし制約からどうしても活動時間が昼間にかぎられ行動範囲も無理のない身近な地域とならざるをえません。
こうした主婦やお年寄りの参加する地域活動は、趣味、スポーツ、学習、芸能、リクリエーション、子供会、PTA、町内会、消費者運動など多種多様です。
・・・ボランティア活動もそうした地域活動の一つとして台頭しはじめたといってよいでしょう。