社運を賭けた決断
ワトソンもまた、実弟ディック・ワトソンのもとで独自の機種しろ強化されました。
この機種は、1400シリーズよりもずっと莫大な利益をあげました。
事実この機種は業界を再生させたともいえます。
それだけでなく、360シリーズによって、IBMは技術の面においても、かつてその営業陣が得たと同じ、高い評価を得ました。
この一事はまた、ワトソンニ世がすべての点で父親に負けず大胆で、才覚に富んでいたことをよく物語っていました。
360の成功はもちろんワトソンニ世一人の力によるものではありません。
彼はソーベルがいうように、「リアソンの指導力、アムダールの技術、ウィリアムズの財務手腕」に支えられていました。
リアソンはもともとタフで精力的な営業マンでしたが、1400シリーズを担当した「ゼネラル・プロダクツ」と7000シリーズの「データ・システムズ」の相拮抗する事業部を統括して、これを360の製作に集中させるという難事業をやってのけたのです。