社運を賭けた決断 4
IBMは360の大成功によって、追い迫ろうとしていたスペリー・ランドなどのライバルを、完全に振り切ってしまいました。
このころの業界は、「7人の小人」といわれるように、IBMを完全に独走態勢に入らせてしまいました。
この間に同社の企業規模も、著しく巨大化していきました。
従業員数は、1968年には内外合わせて22万2000人(うち8万7000人が海外)に達しました。
アメリカ以外の13カ国に研究所8カ所、製造工場17カ所、106力国に営業拠点を持っていました。
1970年におけるフォーチュン誌会社番付でも、5位に躍進しています。
同時に、コンピューター産業そのものも、人間が青年期を過ぎて壮年期を迎えるように、成熟段階に入ることを免れることができませんでした。