・政治的デモクラシー
比較的自律的な立法部、行政部、裁判所が機能しており、分化され自律的な利益集団、政党、マス・メディアを備えたシステム。
非西洋地域での例、日本、トルコ、イスラエル、チリ
・守護神デモクラシー
民主的な政治システムのフォーマルな規範(普通選挙権、結社の自由、言論・出版の自由)とデモクラシーの構造的形体の双方を備えた政治システム。
このシステムのエリートは、自分達の政治システムを民主化するという目標を持っています。
実際には、行政部、官僚機構に権力が集中する傾向が強いです。
立法部は比較的無力で、司法の独立も完全に確保されていません。
また、政党、利益集団、マス・メディアが未発達であるため、行政部、官僚機構は政治的デモクラシーに比較して、政治機能の遂行とりわけルール作成・適用機能にあたってはるかに支配的なものとなる可能性があります。
ガーナがこのモデルに近いでしょう。
・近代化途上の寡頭政
官僚や軍人から成る支配集団にコントロールされ、彼らにさらなる機能集中が見られる政治システム。
民主的憲法は停止されているか存在しないかのどちらかです。
エリートの目標に民主化が含まれている場合もあれば、民主化を一切目指さない場合もあります。
近代化への衝動は通常、効率・合理性への関心、腐敗・伝統性の排除への努力という形をとります。
経済発展が最大の関心事。
このシステムにあっては競合的な政党制はなく、結社的利益集団は数の点でも影響力の点でも限りがあります。
その背後で、地方的コミュニティ、インフォーマルな身分・血族・制度的集団による公然たる多元的な利益表出システムが存在しています。
今日のパキスタン、スーダンなどが例として挙げられます。